スパイの妻

高橋一生が頑張ってて、蒼井優東出昌大もそれなりに頑張っている。でも、この話、映画じゃなくてテレビドラマにしとくぐらいで十分な気がする。

と、ここで役柄の名前を確認しようとWikipediaを読んだら、あ~ら、この映画はもともとNHKのテレビドラマだったことが判明。それがなんでまたヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞したのだろう。

聡子が最後に優作に囮として利用されたくだりは意表を突いたし、少しコミカルでさえあったけれど、それまで一応シリアス調に進めてきた映画(ドラマ)をコメディ風味にしてしまった。そこが、映画というよりドラマだなあと思った由。