大谷翔平選手に差別発言をした解説者が、無期限の出演停止に。バイアストレーニングを受けると発表(ハフポスト日本版)

大谷翔平選手に差別発言をした解説者が、無期限の出演停止に。バイアストレーニングを受けると発表(ハフポスト日本版) https://news.yahoo.co.jp/articles/921487a4063d8bd5e57d3507d45bd89de6102c11

 

たぶんだけど、このニュースに出てくる解説者に差別をしている自覚はなかっただろうし、だいたい発言自体も差別にあたるかどうか疑わしいと思う。大谷がコメントしているように、まったく気にならない。

逆に、発言を非難した人たちにこそ差別意識があったのではなかろうか。

日本人がコントで白人のマネをするとき、ブロンドのカツラをかぶり紙とか粘土で鼻を高くすることがある。そして、たどたどしい言葉遣いで、「コンニーチワー」などとしゃべったりする。これを見て「白人差別だ」と怒る白人はいない。

なぜなら、差別とは優れた者が劣った者に対してなすことであり、多くの白人は日本人より優れている(と多くの欧米人が心の底では思っている)から、茶化されたりデフォルメされても、それを差別だとは感じないのである。

しかし、今回は、優れた側の人間(解説者=白人)が劣った側の人間(大谷=日本人)に対してフザケたことを言ったために、その発言の意味や意図は横に置かれ、カタチ上(優れた者が劣った者に対して行うこと)は差別にあたることから、多くの白人が反応(発言を非難)したのである。つまりそれは、日本人は白人より劣っていると思っていることの裏返しである。