松山英樹

先日、マスターズで日本人で初めて優勝した。

何年も海外を主戦場にしながら、優勝スピーチが日本語だったのには驚いた。それに、通訳に促されて、大会関係者への感謝のスピーチを追加したのを見ると、ああ、この人はゴルフが好きで、ゴルフの試合で勝つために努力をしている人だけど、ゴルフがイメージする紳士ではないんだろうと思った。それが悪いわけではないけれど。

ここで、松山英樹と比較される石川遼を持ち出してみる。ゴルフが上手いけれど紳士でない人(松山)と、ゴルフは上手くないけれど紳士な人(石川)のどちらが好きか、あるいはどちらになりたいかと問うてみれば、勝利者スピーチをおそらく英語で話し、ちゃんと大会関係者への感謝もスピーチに織り込むであろう(というのは勝手な想像ではあるが)紳士然とした石川遼派が多数を占めるのではなかろうか。