つまをめとらば

★★★★☆

今村翔吾のときにも思ったことだが、作品は面白い。面白いけれど、同じ作者の別の作品を読もうという気にならない。その理由がうまく言葉にできない。面白かったけど、これを読まずに死んだとしても後悔はしないな、という気がするだけである。

ただ、文庫に載っている6作のうち「つまをめとらば」にだけは可能性を感じる(偉そうな言い方だ)。もう一冊読むかもしれない。