ウィル・スミス

先日のアカデミー賞授賞式で、妻をからかわれたウィル・スミスがからかった相手を舞台上で平手打ちした。ウィル・スミスは主演男優賞を受賞したものの、アカデミーは彼を10年間出禁とした。

ウィル・スミスは主演男優賞を受賞したのだから、10年間出禁を食らってもなんとも思わないだろう。まさか、10年の間にまだ何度も受賞したいと思っていれば別だけど。

だけど、僕から言わせれば、ウィル・スミスはせっかくのチャンスを逃した。彼は、主演男優賞が発表され舞台に上がってスピーチをする際、感謝と謝罪とともに賞を辞退すべきだったのだ。そうすれば、「アカデミー賞を辞退した男」として歴史に名を残すことができた。主演男優賞を受賞した男優は100人もいないだろうが、「アカデミー賞を辞退した男」は一人しかいないのだ。せっかくのチャンスをもったいなかった。

(と書いてから調べたら、マーロン・ブランドは2回受賞した2回目を拒否していたらしい。)