cinema

魔女の宅急便

★★⭐⭐⭐ テレビで放映していたので、久しぶりに観なおした。悪くない。なんなら面白いと言ってもいい。 もし小学4年生ぐらいの女の子と映画館に行くことになったら、この映画を観るのがベストチョイスだろう。恐くないし、悪い人間もほとんど出てこない(唯一…

かがみの孤城

★★⭐⭐⭐ 思ったより楽しめた。 映像的には大したことはない。作り込み感がまったくなく、テレビアニメのレベルと大差ない。 が、ストーリーが結構いいのである。最後、ちょっとウルッときたりする。絶賛するというわけじゃなく、まあ大人の鑑賞にも耐えるとい…

アステロイド・シティ

★★⭐⭐⭐ ウェス・アンダーソンの映画は大好きで、リアリティのないことをリアルに表現することで不思議な魅力を生み出している。そういう意味では本作もウェス・アンダーソンらしい映画なのだけれど、今回は何を描こうとしたのか意図が分からなさすぎて、戸惑…

マネーボール

★★★⭐⭐ ふつうだったら統計的手法を使って試合に勝つチームが敵役で、友情とか希望とか根性とか精神論で勝とうとするチームが主役になるはずだが、この映画ではちょっと違う。あくまで統計的手法で勝とうとする。もちろん貧乏球団が金持ち球団に挑むとか、統…

シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ

★★⭐⭐⭐ タイトルの最後の「:」のあとが「Ⅱ」っぽいけど、たぶんちがう。さらに、ディスクには3.0+1.11と書いてあって、なにがなにやら分からない。タイトルだけならまだしも、内容はもっとわけが分からない。出だし、シンジくんは相変わらずグジグジしてて、…

THE FIRST SLAM DUNK

★★★⭐⭐ 久しぶりに映画館で映画を観た。しかも娘と。 井上雄彦はさすがに上手い。ONE PIECEなら寝てしまうかもしれない。井上自ら脚本・監督を担当した以上、「それなり」以上のクオリティで作っている。

マンチェスター・バイ・ザ・シー

★★★⭐⭐ 地味だけどいい映画だ。 泣かせる映画だったら嫌だと思って観はじめたが、そうでなくてよかった。 粗筋は、兄を亡くした弟が兄の遺言で甥(兄の子)の後見人に指名され困惑する。兄はマンチェスターに住み、弟はボストンで便利屋をやっていた。甥は自分…

ほえる犬は噛まない

★★☆☆☆ ボン=ジュノの初長編監督作品。 主人公であるらしいユンジュが犬を殺したとき、あれ、主人公じゃなくて敵役だったかと思えたり、でもそのあと、鬱屈した男の再生のストーリーになっていくのかと思わせたり、でもやっぱりワイロを使って教授になったり…

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

★☆☆☆☆ やり直したいところから一日をやり直すという話はありきたりすぎて、やり直した一日が元の世界とは少し違うという設定で独自色を出そうとしたのかもしれないが、それが何の効果もないばかりか、話が分かりづらくなっているだけ。 主人公のなずなの声が…

バーフバリ2 王の凱旋

★★★★☆ よく言えば壮大で絢爛豪華、悪く言えば大袈裟でバカバカしい。少年ジャンプかビッグコミックに載っていそうなお話。でも、そんな大法螺吹き的映画に大金使って、たぶんCGも大量に駆使して、マジメに作り上げたら、あら不思議、とっても面白い映画がで…

バーフバリ

★★★★☆ インド映画はほとんど観たことがない。もしかすると「きっと、うまくいく」だけかもしれない(「きっと」は大傑作だった)。「バーフバリ」はインドで大好評だったらしいので、「きっと」以外のインド映画を知りたくてTSUTAYAで借りてきた。 結果、大正…

オール・アバウト・マイ・マザー

★★★★☆

テーラー 人生の仕立て屋

★★★☆☆ こういう映画を面白いと言えば頭良さそうに見えそうで、以前は面白いと言うほうだったけど、最近は面白いのか面白くないのかよく分からなくなっているのが実情。 面白いと言えば面白い、少なくともつまらなくはない。派手なシーンは一切ない。刺激的に…

クール・ランニング

★★★★★ ただただ楽しい。笑って泣いて清々しい気持ちになるいい映画。 この映画はどちらかと言えばコメディ寄りのドラマで、泣く人はそんなにいないと思うけど、高校生の孫が夏の大会で負け試合の9回に代打でヒット打って、おばあちゃんが、よく3年間がんば…

竜とそばかすの姫

★★★☆☆ ストーリーはどこにでもありそうなモノだけど、そこにダメ出しするつもりはなく、ただ演出を失敗しているなあという印象。 例えば、竜が誰なのか分からないときそれって忍くんじゃねって観てる人は必ず先読みするはずだからその勘違いは早めに解消して…

ショーシャンクの空に

テレビに録画していたのを観ていたら、1時間45分経ったところで録画が終わった。仕方がないので、TSUTAYAでDVDを借りて続きを観た。 真犯人を探して復讐するかと思った自分が恥ずかしい。心が洗われるようないい映画です。ふつうそんな映画は胡散臭いはずな…

グランド・ブダペスト・ホテル

ウェス・アンダーソンは『犬ヶ島』しか観てなくて、『犬ヶ島』も傑作だけど、『グランド・ブダペスト・ホテル』も傑作だった。 短いカットの連続による流れの早い展開。なので、ボーッとしてたらセリフの意味を理解する前に次のシーンになってしまう。うかう…

ウィル・スミス

先日のアカデミー賞授賞式で、妻をからかわれたウィル・スミスがからかった相手を舞台上で平手打ちした。ウィル・スミスは主演男優賞を受賞したものの、アカデミーは彼を10年間出禁とした。 ウィル・スミスは主演男優賞を受賞したのだから、10年間出禁を食ら…

劇場版鬼滅の刃無限列車編

録画してたのを見た。 言わずと知れた、昨年、日本映画史上最大のヒット作となったアニメである。 原作もテレビ編も見てないので、今回が鬼滅の刃初体験だったのだけど、もうなんちゅうか、ただのお子ちゃま向けマンガ映画でした。 コロナで映画が観れない時…

エヴァンゲリヲン新劇場版:序と破とQ

シン・エヴァンゲリオン劇場版を観る前のおさらいのつもりで、去年、NHK(なぜNHK!?)でやってたのの録画をまとめて観た。 序はたぶんテレビ版の焼き直しで、テレビ版を知らないエヴァ初心者の導入編。 破は、テレビ版で解決されないままだったいくつかの謎…

スパイの妻

高橋一生が頑張ってて、蒼井優と東出昌大もそれなりに頑張っている。でも、この話、映画じゃなくてテレビドラマにしとくぐらいで十分な気がする。 と、ここで役柄の名前を確認しようとWikipediaを読んだら、あ~ら、この映画はもともとNHKのテレビドラマだっ…

聲の形

聾唖者を主要キャストに配したアニメはあまりないのだろうが、説教臭くならず、出来は悪くない。 ただ、ほとんどの登場人物が美男美女なのはどうかとは思う。逆に主人公がそうでないのが珍しいというか、それが狙いなのか。

天気の子

それほど面白くなかったので、なぜなんだろうと考えてみたら、もともと新海誠監督作品にそれほどの思い入れがないから、面白くなくて当たり前なのだと気づいた。 「君の名は。」は観た。「秒速5センチメートル」と「言の葉の庭」もどちらか、もしくはどちら…

新聞記者

この2、3ヶ月以内にレンタルして観たのは覚えているのだが、主演が松坂桃李だったかな、くらいの記憶しかなく、ストーリーにいたってはほぼ完璧に忘れてしまった。 面白かったという印象だけは残っている。

グリーンブック

予告を観たり映画評を読んだりしてあらすじが分かってしまうと、だいたいこんな話なんだろうなと予想がついて、実際、だいたい予想どおりの話でした。 予想どおりだから面白くなかったかというと、そういうわけでもなく(ラストで奥さんが「手紙ありがとう」…

メランコリック

知らない俳優ばかりの映画はやっぱりいいなと思う。松本、あづま、田中、百合。みんなキャラが立っていて魅力的。唯一、主人公の和彦だけがイマイチではあるものの、有名だったりイケメンだったりしないフツーさはいい。 ストーリーはシンプル。なのに飽きさ…